インドdeオケイコ! バラタナティアム編

2015年11月25日
 
 
日本よりも気軽にメイドさんやスイーパーさんを雇うことができ家事の負担が減る分、割と自由な時間を持ちやすいのはインド生活のいいところの一つ。空いた時間を使って趣味を極めたり、自分磨きをしているマダムも多いのでは?広報部ではさくら会会員の皆様へ、どんな習い事をされているのか、またどんなお稽古事に興味があるのかをおたずねするアンケートを実施しました。
 
その結果、英会話とヨガは教室も多いためかかなりの方が経験済みで、今後はよりインドらしいことやインドの文化も一緒に学べるものをやってみたい!という声が多数でした。インドらしいこと…?プラス文化も学べること…?と言えば……伝統舞踊!「でも伝統舞踊ってなんだか敷居が高くって…」というあなたのために、広報部員がインド4大古典舞踊の一つである“バラタナティアム”の体験レッスンへ行ってきました!
 
広大なインド、古典舞踊もカタック、マニプリ、カターカリとその他にも色々ありますが、バラタナティアムはインド亜大陸の南端タミルナードゥ州の舞踊で、インド4大舞踊の中でも最古の伝統を誇ります。元々はヒンドゥー教寺院において神々に奉仕する女性(巫女:デーヴァダーシー)により受け継がれてきた奉納舞踊で、その起源は神への祈りであると言われています。

そんなバラタナティアムをPadma Bhushan Award(すぐれた功績をたたえインド政府から贈られる賞)を受賞されたというDr.Saroja Vaidyanathan(以下グルジー:大先生の意味)より直々に教えてもらえる学校がデリーにあります。グルジーご本人によって42年前に創立されたGanesa Natyalaya※1です。
 
この日のレッスンは朝10時からと聞いていたのですが、9時40分頃には生徒さんが集まり始め、10時前からグルジーによるレッスンが開始されました。
 
タッタカリという道具を鳴らしカウントを取りつつ歌うグルジー。それに合わせてピシッと揃った動きの生徒さん達。グルジーの醸し出すオーラ、存在感の大きさと、レッスンの緊張感が伝わって来て、見学している広報部員の背筋も自然と正されます。とにかく生徒さん達が踏
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むステップから繰り出される音が迫力満点。パーン!パーン!とリズミカルに鳴り響く音。裸足で大理石へ足を叩き付けているように見えるため、痛くないのかな?と心配になります。力強いステップにあわせて繊細に動く指先、腕や身体の動きにあわせて変化する目の動きにすっかり見入ってしまいました。
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しばらくレッスンを見学した後は、Ganesa Natyalayaに通う日本人女性の会「なでしこバラタ※2」のお世話役安部美妤さんより、グルジーとバラタナティアムについてのイントロダクションと学校内の案内を受けた後、いよいよ広報部員もバラタナティアムを体験です!
安部さんから、まずは練習の最初と最後に行う“プラナーム”という挨拶の動きを教わりました。が、これがすでに難しい!安部さんのお手本を目の前で見ながらなのにも関わらず、同じように身体が動きません。安部さんの「今日の練習終わりには上手に出来るようになってますから!」との言葉に励まされ、次は基本の立ちポーズ“サマパーダ”、中腰ポーズ“アラマンディ”としっかり腰を下ろした“ムルマンディ”を習います。
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足の親指の付け根当たりに体重をかけるサマパーダはなんとかクリアーしたものの、アラマンディをやろうとすると臀部だけでなく、膝の上や太もも前面の筋肉がプルプルしてしまい、10秒以上保持するのは無理でした…。アラマンディからさらに腰を落とすムルマンディではバランスがうまく取れず、膝や手を床に付きそうになることも。日頃の運動不足を痛感しました…。
安部さん曰く「体幹をぶれさせないこと、腹筋・背筋だけでなく骨盤周囲の筋肉を意識して使うこと」が大切なのだそう。
 

次はアラマンディのポーズから片足を踵がお尻へつくまで持ち上げてから足を下ろす基本ステップ、上手に出来るとあの気持ちいい音が出る “タッタアダブ”と腕の振りをいくつか教わりました。そしてアラマンディをキープしつつ、手と足の動きを追加したものを数パターン。が、姿勢を保持するだけでも大変なのに、これに足や腕、指先の動きまで入ってくると、身体のどこに集中していいものやらアタフタしてしまい、優雅な踊りとはほど遠く…。すぐに会得できるものではないとわかってはいても、本当に難しいなと実感しました。
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実際に動いていたのは30分程ですが、身体の中からポカポカしてきて、じわっと汗をかき、運動しているという感じがします。さすが踊るヨガ!インド古典舞踊の中で一番運動量が多いと言われるバラタナティアム。姿勢矯正やダイエットにもとても効果がありそうです!
 
続いて神話のストーリーを踊りで表現する上で重要な役割を持つ手や指の動き“ムドラー”を教えてもらいました。指先って普段の生活でも常に使ってる部分だと思ってたのですが……なかなか思うようにいきません!薬指の形を作ったり、指と指の間に隙間ができないように指同士をくっつけるために、もう片方の手を使って整えたりと四苦八苦。指がつりそうになりました。様々なムドラーによって、神・悪魔・女性・太陽・月など形あるものから、歓び・悲しみ・怒りなどの感情までをも表現するとのこと。踊りに豊かな表情を与え、観る側をストーリーの中へと引き込んでいきます。う〜ん、奥が深いですね!
 
最後はバラタナティアム暦4年の広報部員も参加して、終わりのプラナーム。初心者広報部員たちも最初の時よりはうまく出来たような気がしました。バラタナティアムは古典舞踊のひとつだけあって難しい部分もありますが、神へ奉納されていた踊りなので、単純に踊りの形だけでなく神話も学ぶことができます。身体を動かしつつインド文化を知ることができる一石二鳥のお稽古だと感じました。
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せっかくインドに居るんですもの、インドを学べるオケイコにトライしてみませんか?インド生活がきっと楽しくなるはずです!
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※1教室名:GANESA NATYALAYA
住所:C-16,Qutab Institutional Area, New Delhi
https://www.facebook.com/Ganesa-Natyalaya-464659396965737/
 

※2なでしこバラタ:日本人バラタナティヤム愛好会
http://d.hatena.ne.jp/sukisukiindodance/
お問合せ: miyoabe15@gmail.com
 TEL;9958873151(安部美妤さん)まで
日本人クラス(火.金)10時〜11時。他の日時、個人レッスンのご希望はご相談ください。
 
〈編集後記〉
体験の翌日、初心者広報部員はもれなく筋肉痛になったのですが、経験者部員によると一度でもお休みしてしまうと、何だか身体がすっきりしないそう。また体験日は11月だった為、そこまで汗をかかなかったのですが、暑い季節だと一回のレッスンでシャツが搾れるほどの発汗量なのだとか。
「難しく思われがちなバラタナティアムですが、皆さん初心者からスタートしているので、ご心配なく!基礎が出来るようになれば踊れちゃいます!」と言われると、始めてみようかな?と心惹かれるのでした。