2013年2月号

目次
八木大使インタビュー
八木大使夫人インタビュー(さくら会より)
娯楽部からの日本人会忘年会報告
文化部イベントについて




八木大使インタビュー

平成24年10月17日に着任されました八木インド駐箚特命全権大使にインタビューのお時間
をいただきました。

<プロフィール>
お名前  八木 毅 (ヤギ タケシ)
生年月日 1954年12月7日
ご出身  新潟県上越市
Q1:外交官を志望されたきっかけは?
高校生の時にアメリカに留学する機会があり、その時に同じプログラムでアメリカに来
た20数カ国の同年代の若者と知り合うことができました。インドからはプーナの高校生
が来ていたと記憶しています。この経験が自分の進路を決めるに当たって非常に大きな影
響があったと思います。
Q2:現在までに赴任された国々と思い出についてお聞かせください。
これまでに勤務した場所はドイツ、フィリピン、アメリカ、フランスです。外務省に入
ってからの研修語学がドイツ語だったので、ドイツには3回勤務しています(1978~
1982年、1992~1994年、2001~2003年)。最初の勤務は冷戦時代で、
ベルリンの壁を越えて東ベルリンやポツダム、ドレスデンにも旅行しましたが、旧西独と
の格差に驚きました。そのベルリンの壁が崩壊し、ドイツが再統一されたことはまさに歴
史的出来事であり、前回の勤務では統一ドイツの首都ベルリンの変貌振りに目を見張る思
いでした。

フィリピン勤務(1989~1992年)はコラソン・アキノ大統領(現大統領の母)
の時期でした。まだ政治的にやや不安定で、クーデター未遂があった時は反乱軍が大使館
周辺にも展開し、大使館に数日間籠城しました。その後も邦人誘拐事件、大地震、ピナツ
ボ火山噴火など、波乱の多い勤務となりました。

アメリカ(1999~2001年)では米議会担当として頻繁にキャピトル・ヒルに通
い、「廊下トンビ」をしていました。2000年の大統領選挙(ブッシュ対ゴア)も忘れ難
い出来事です。9.11の3日前にワシントンを離任し、ベルリンに到着した翌々日、つ
い1カ月半前に訪れたばかりのNYのWTCビルが崩れ落ちるのを見て言葉も出ませんで
した。

フランスではOECD代表部に勤務しました(2007~2010年)。着任後、経済危
機の発端となる出来事が起こり、まさに金融・経済危機と向き合いながら過ごした3年半
となりました。多国間の国際会議に数多く出席できたことは貴重な経験です。仕事以外
では、週末に主に電車を使ってあちこちに日帰り旅行をして、フランス探訪を試みました。

Q3:インド大使の辞令を受けられた時のご感想をお聞かせください。
日本にとっても世界にとっても大変重要な国ですので、重い任務をいただいたと感じま
した。インドとはこれまでに仕事で関わったことはありましたが、勤務経験はありません
ので、不安がなかったとは言えません。同時に、大変やりがいのあるところに行けるとい
う高揚感も感じました。
Q4:ご赴任前と実際にご赴任された後でのインドに対する印象の違いをお聞かせ下さい。
赴任前後での違いということではありませんが、何と言っても、人の多さ、活気、多様
性に圧倒されるような思いです。また、宗教が社会、生活に大きな影響を与えている一方
で、割合にオープンな側面もある(例えば、お酒)ように感じています。「インド人はよく
喋る」と言われていますが、これまでのところ物静かな人にも結構多く遭遇しています。
Q5:日印60周年を迎え、今後の日印関係についてのお考えをお聞かせ下さい。
日印両国は長年、友好的な関係を維持してきましたが、特に近年の関係の強化には目覚
しいものがあります。2005年以来、両国首相が毎年、相互に訪問しており、両国関係
は今では「戦略的グローバル・パートナーシップ」と称されるに至っています。経済面
では、ここ10年で貿易は倍増以上、日本からインドへの投資は10倍と、急速に拡大して
います。インドで活動する日系企業の数は近々に1000社に達する見込みです。また、
日本はインドにとっての最大の援助国であり、インフラの整備、貧困削減、人的資源開発、
環境・持続的成長などのために年間2000~3000億円規模の協力を行っています。
他方で、地域の問題、グローバルな問題で両国が協力を一層強化する余地があると考え
ます。進展著しい経済関係も、日中、日・ASEANと比べると、ようやく緒についた段
階と言っても過言ではないでしょう。さらに、人の往来(訪問者全体、観光客、留学生)
もまださほど多くはありません。

両国関係の強化は、日、インドそれぞれの利益になるだけではなく、地域、ひいては国
際社会全体の利益にもなる(言わば「ウィン・ウィン・ウィン」の関係)と考えています。
また、何と言っても両国は基本的価値観を共有し、しかも、相互に大きな好感を有してい
ます。こうした点から、政治、安全保障、経済、文化、人の交流、地域的及びグローバル
な課題等々、様々な分野で両国関係をもっともっと幅広く、深いものにしていく余地があ
ると考えています。

Q6:今後の抱負についてお聞かせ下さい。
現地の実情、「現場」を良く理解した上で仕事をしていきたいと考えており、そのために
も、地方も含めてできるだけ多くの場所を訪問し、多くの方々にお目にかかることを希望
しています。
Q7:デリー日本人会の皆様へ一言お願いします。
着任直後の武道デモンストレーションの際に行われた日本人学校生徒さんの「よさこい
ソーラン」と、和太鼓演奏を拝見し、当地の邦人の方々が厳しい環境の中で頑張っておら
れる姿に強い感銘を受けました。邦人の方々の仕事と生活にとって少しでもお役に立てる
よう全力を尽くしたいと考えておりますので、よろしくお願い致します。

大変お忙しい中お時間をいただき、誠に有難うございました。

(インタビュアー 日本人会広報部 鈴木啓之)



八木大使夫人インタビュー (さくら会より)

<プロフィール>
お名前  八木 晶子
誕生日: 9月15日
星座:乙女座
血液型:A型
出身地:神奈川県
好きな色:水色
趣味:映画・スポーツ鑑賞、散歩
Q1:これまでお住まいになられた国はどちらですか?
フィリピン・ドイツ・アメリカ・フランスです。
Q2:これまでのご経験で印象に残られた事柄やエピソードはございますか?
どの国でも忘れがたい出来事が沢山ありました。初めての海外生活となったフィリピンで
は、一才の娘を連れて集団避難を経験したクーデター未遂や、昼間に真っ暗になり、翌朝
真っ白な灰が一面積もっていたピナツボ火山の大噴火。ドイツ・ボンでは仮住まいでの30
年ぶりの地震や、隣家の庭まで水が来たライン川の氾濫。アメリカでは、突然結果が逆転
した2000年の大統領選挙や、イエローストーン国立公園で目の前に広がる野生の世界
に圧倒され、大感激したことは今でも家族の話題にのぼります。次のドイツ・ベルリンで
は到着して2日目住居探しの最中9・11が起こり、その画像に慄然としました。仮住ま
いが長引き中心街で迎えた新年、ユーロへの切り替えのお祝いも兼ねて、夜中じゅう花火
や爆竹がすぐ近くで弾け、朝は煙で真っ白でした。フランスでは、ユーロが160円代の時
期でしたが、住居の周りが緑豊かな地区だったので、買い物がてらの散歩が唯一の楽しみ
でした。手弁当での日帰り旅行も良い思い出です。ここデリーでも、60周年記念のイン
ド門での花火とプロジェクション・ショーは忘れられない素晴らしい体験となりました。
Q3:デリーの印象はいかがですか?
豊かな緑と夾竹桃やブーゲンビリアが懐かしく思われました。いろいろな動物に出会い驚
きましたが、数多くの遺跡や人間の多様性も含め、インドの懐の深さを感じています。
・サークルやクラブなどにご入会される予定はございますか?
もう少し生活が落ち着きましたら、いろいろ見させて頂きたいと思います。
・インド料理にご興味がございますか?お好きなインド料理はございますか?
欧州にいた時は時々家族で本格インド料理のレストランに行くことが楽しみでした。タン
ドリーチキンは好きで、日本でも子供にせがまれて作ってみたことがあります。
Q4:デリーでしてみたいと思っていらっしゃることは何かございますか?
ヨガやアーユルベーダ等インド古来の健康法に興味があります。
Q5:インドで是非行ってみたいと思っていらっしゃる所はございますか?
タージマハール等、世界遺産を一つでも多く訪ねてみたいと思っております。
Q6:海外生活において美容や健康について何か気をつけていらっしゃることはございますか?
できるだけストレスをためないように、その土地と自分の状態にあった方法をその都度考
えておりますが、好きなことを見つけて楽しむことが一番ではないかと思います。
Q7:日本人会さくら会のご婦人方に、一言お願いいたします。
皆様と一緒にインドでの生活を楽しく過ごしていきたいと思っておりますので、どうぞよ
ろしくお願い申し上げます。




娯楽部からの日本人会忘年会報告

日本人会忘年会
今年度の忘年会は、12月9日(日)タージパレスホテルの大宴会場にて、盛大
に開催されました。約600名の方にご参加頂きました。

沖廣娯楽部部長による開会宣言に続き、日本人会名誉会長・八木大使にご挨拶
頂きました。

金山会長による乾杯。乾杯の前に、会員数2000人突破を祝して、2000人目の
会員になられた方に記念品の贈呈が行われました。会員が1000人を超えたのが
2008年ですから、この4年間で倍増したことになります。(驚)

続いて余興の部です。それぞれ趣向をこらした9組の団体にご出演頂きました。
歌あり、踊りあり、コントありで大いに盛り上がりました。

(ご出演頂いた団体名)
・ デリー体育会ギター部
・ 混声コーラスアンサンブルChaat Masala
・ ゴスペルクワイヤ アミーゴデリー
・ 在インド日本国大使館
・ コールマユール
・ インド三井物産若手有志
・ KK2
・ 年忘れ盛上げ隊
・ デリーラビッツ

お待ちかねの福引です。
航空券、テレビ、ホテル宿泊券に空気清浄機。。。
豪華な景品に、会場の目は釘付けになりました。

最後は恒例のふるさと合唱で幕を閉じました。

今年度の忘年会も、盛会に終わりました。
ご参加された皆様、余興に出演して盛上げて頂いた方々、協賛金、賞品を提供して
下さった企業の皆様に、心より御礼申し上げます。

日本人会娯楽部




文化部イベントについて

2012年度のさくら会文化部の活動として、さくら会イベントを2回に渡って企画実施し
ました。インドについての興味や知識を深めていただき、またさくら会会員の方たち同士
の親睦を深めていただけるような企画を文化部メンバーで案を出し合い考えました。お子
さまが小さい方も積極的に参加して頂ける会にするためにキッズルームも用意しました。
両イベントとも日本人女性がよく利用するお店などから協賛品のご協力をいただくことが
でき、そちらを賞品としたお楽しみ抽選会を行い、こちらも大変盛り上がりました。アン
ケートの結果からも出席された方たちにとても楽しんでいただけたことがわかり、文化部
メンバー一同とてもうれしく思っています。以下にイベント内容を紹介させていただきます。
「さくら会ハイティー 宝石講座&オーラ・チャクラによる予防医学講座」

2012年10月19日(金)ウェスティン・グルガオンにて、さくら会文化部イベント「さくら
会ハイティー 宝石講座&オーラ・チャクラによる予防医学講座」を開催しました。当日は約
120名のさくら会会員の皆さまがお集まりになり、会場はとても華やかな雰囲気につつまれまし
た。
宝石講座の講師はMogha Jewellersのモガさん、オーラ・チャクラによる予防医学講座の講師
は丸山(小川)順子先生にご協力いただきました。お二人ともとても詳しい資料を用意してくだ
さり、またお話も大変興味深く、会場の皆さまは熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
同じテーブルになった方との新しい出会いや、お知り合いの方とさらに親睦を深めていただ
く場となりましたら幸いです。

「さくら会 インド料理ブッフェ・高倉嘉男氏によるボリウッド映画講座」

2013年1月31日(木)ITCモーリヤホテルにて、さくら会文化部イベント「さくら会イン
ド料理ブッフェ 高倉嘉男氏によるボリウッド映画講座」を開催しました。当日は色鮮やかなサ
リーなどインド衣装でお越しになる方も多くいらっしゃいました。
ボリウッド映画講座では、講師の高倉嘉男さんが主に恋愛映画について詳しく解説をしてくだ
さいました。ボリウッド映画を観たことがない方も、ボリウッド映画に詳しい方も、とてもわか
りやすく楽しいお話に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。引き続き、ITCモーリヤホテル
のシェフによるインド料理のデモンストレーションも行われ、楽しい内容となりました。その後
は、レストランに移動してインド料理ブッフェを召し上がっていただきながら、ご歓談していた
だきました。

最後になりましたが、多くの方々のご協力のもと、両イベントとも盛会のうちに終了する
ことができました。厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

文化部 小嶋志保

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